電球が切れたので交換したけどLEDじゃなくて蛍光灯タイプにした話

脱衣場の電球が切れたので取り替えました。LED電球が広まりつつあるけれど、とりあえず蛍光球にしてみました。消費電力を気にしてなんだけど、買ってから改めて電球たちの生涯電気料金について考えてみました。

起点は蛍光球のパッケージ。
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今回の蛍光球は寿命が12,000時間だそうです。通常の電球では1,000から2,000時間程度らしいので約6倍ですね。電気代は1/5で、発熱量も1/5。

LED電球代表はこちらの方に来てもらいました。ヨドバシカメラのLED電球人気ランキング1位だそうです。
ヨドバシ.com – 東芝 TOSHIBA LDG13L-H/100W [LED電球 E26口金 電球色 1340lm E-CORE(イーコア)]【無料配達】.
寿命40,000時間。蛍光球の3倍以上ですね。消費電力は13Wらしいので、電気代も発熱量も1/7以下。蛍光球だと太刀打ちできないですね。

それなのに蛍光灯タイプの電球にしたのはなぜか。決め手は値段です。LED電球はまだまだ2,000円近いのに対して蛍光球は700円しないので1/3ぐらいです。ちなみに普通の電球もまだまだ売っていて300円しないぐらい。蛍光球のさらに半額ですね。

というわけで、それぞれの生涯金額を計算。

  • 普通の電球: 300円 + 2,000h × 100W × 23.54円/kWh = 5,008円
  • 蛍光球: 700円 + 12,000h × 20W × 23.54円/kWh = 6,349円
  • LED電球: 2,000円 + 40,000h × 13W × 23.54円/kWh = 14,240円

電気料金は自分が住む北海道の大手電力会社を参考にしました。
従量電灯など基本的なご契約の単価表(電気供給約款) – 北海道電力.
春から自由化してるから家庭によって違うよね。

さて、算出した金額を見ると、普通の電球<蛍光球<LED電球 となっていますが、これは寿命当りの金額です。単位時間あたりの金額を出すと、こうなります。

  • 普通の電球: 5,008円 / 2,000h = 2.5円
  • 蛍光球: 6,349円 / 12,000h = 0.52円
  • LED電球: 14,240円 / 40,000h = 0.35円

とまぁ、こういうことになるわけです。蛍光球、意外と健闘しているな。

でも、我が家の場合はもう一つ重要な条件があって、賃貸なのでLED電球を買っても寿命を全うする前に退去する可能性が高いんですね。切れる前に交換しといて退去時に戻すのならLED電球もアリでしょう。でも今回は切れてからの交換だったので、蛍光灯タイプの電球になったわけです。

ところで、蛍光球は蛍光灯なので、過度なON/OFFに弱いです。なので玄関内側やトイレのような場所は良くないです。風呂場などはある程度まとまった時間点けているので適しているかと思います。洗面台は微妙ですね。脱衣場もグレーですが、我が家は点けっぱなしにする方が多いので大丈夫だと思います。

逆にLED電球はON/OFFに強いので、蛍光球の適さない場所に使うといいでしょう。熱には弱いので風呂場のような密閉されたところは逆に避けたほうがいいかも。それと、寿命の長い投資なので、安物は買わないほうがいいと思いますよ。電気機器だからパチッとイッたら終わりなのです。

何事も適材適所、賢く使いましょうね。