LinuxからWindows10へリモートデスクトップ

Windows7のWindows Updateが頭にきて、うっかりXubuntuに乗り換えたんですけど、環境を整えるだけで一苦労ですね。ある程度固まってきて、いざ、あっちのマシンからファイルを取り寄せようとした時、あっちのマシンがWindows10だったせいかrdesktopではつながらず、xfreerdpというコマンドを使いました。初耳だったのでメモがてら。

かつてのLinuxだと、Windowsへリモートデスクトップするならrdesktop一択だったと思います。でも、それは昔の話で、rdesktopは開発が滞り、FreeRDPというプロジェクトへフォークされたんだそうです。そででrdesktopは腐ったのかと思いきや、今はとある企業がメンテナンスしているらしく、使える状態になっているようです。

しかし、Xubuntuでrdesktopを入れて早速Windows10へつなごうとするとエラーが出ました。

ERROR: CredSSP: Initialize failed, do you have correct kerberos tgt initialized ?
Failed to connect, CredSSP required by server.

調べてみると、rdesktopは最新の認証方式に対応していないのか設定が必要なのか、ということのようでした。Windows10以外に試していないので、本当にWindows10であることが原因なのかは分かりませんけど。でもkerberosとか言ってるんで、認証系なんでしょう。

というわけでFreeRDPをインストール。

$ sudo apt-get install freerdp

これでxfreerdpというコマンドが使えるようになりました。

使い方は –help でも見てほしいんですけど、自分的に満足した引数はこれ。

$ xfreerdp /v:<接続先ホスト名> /u:<接続先ユーザ名> /size:1024x640 -wallpaper -themes +home-drive

ホスト名を指定しなければならないのは仕方がないですね。ユーザ名も指定する必要がありました。パスワードは聞かれました。接続元の画面サイズの方が小さい場合はサイズを指定しないと下の方を触れません。壁紙とテーマは不要なのでoff。ファイルを引っこ抜くので接続元のホームディレクトリを接続。クリップボードは対応している風に書いていますが、自分の環境では動きませんでした。

そんな感じでWindows10に接続できました。