Monthly Archives: 12月 2007

情報の開示が差別化を生む

“LPI-Japan 理事長”

LPICに見るLinuxを学ぶ意味とは - @IT自分戦略研究所
最後を締めくくるところでの LPI-Japan 理事長である成井さんの言葉に感銘を受けました。

情報を開示することが個人や企業(組織)の差別化につながるとの新しい価値観を生み出している。多くの技術者が貢献という形で参加するLinuxの世界では、貢献度の高い人が優秀な技術者と認知され、結果、個人の差別化が明確になる。

「情報の開示が差別化を生む」ねぇ。素晴らしい。最近は仕事に追われて何もできてないけど、時間ができたら何かしたいなぁ。

ウェブサイトの立ち上げ、8つの「やってはいけない」

スラッシュドット ジャパン | ウェブサイトの立ち上げ、8つの「やってはいけない」
元ネタはこれ。
8 Bad Decisions When Starting a New Website
1. 無料か安いウェブホスティング
2. ドメイン名を買わない
3. 正しいドメイン名を手に入れない
4. 検索エンジンに特化したデザイン
5. 中身より見た目を重視
6. ターゲット市場を忘れる
7. 貧弱なナビゲーション
8. 効果の無いキーワードターゲッティング
ってことらしい。最後の方のこのコメントに深く納得してみたり。

インターネットから自己満足を取り除いてしまったら、僕たちはいったい何で楽しめばいいんですかー。

ここで言ってる「やってはいけない」ってのとは方向性の違うサイトのことだけど。

インプレッション 【impression】 | eビジネス用語辞典

インプレッション 【impression】 | eビジネス用語辞典
imp ってなんぞやと思い、検索。インプレッションね。表示回数のことだそうです。検索しても広告会社の記事しか出てこないから、たどり着くのに時間がかかった・・・。
imp 保証で広告料金を取るのは、かなり大規模なサイトじゃないと無理らしいっす。当たり前だよね。
ちなみに 1000 imp 当たりの価格を CPM (Cost Per thousand) という。M ねーじゃん。ラテン語で 1000 を意味する mile からきているんだってさ。CPT じゃダメだったのかなぁ。

rsyncのオプション

知らなかったので書いとく。man ページの抜粋。

–bwlimit=KBPS limit I/O bandwidth; KBytes per second

rsync は転送の帯域を制限できる。あんま使わないけど、サービス回線を使ってバックアップとか、ログをダウンロードとかにはいいかも。

ITmediaニュース:JP DNSにIP Anycast技術を導入して分散化

ITmediaニュース:JP DNSにIP Anycast技術を導入して分散化
だそうです。IP Anycast ってのが分かんなかったから調査。
@IT:DNS Tips:IP Anycastって何ですか?
動的ルーティングの技術を利用して、IP ルーティング的にコストの低いルートを使うように仕向けているんですね。ネットワークの設定を間違えたら悲惨なことになるのかな。
これって、DNS の負荷分散だけじゃなく、他のサービスにも使えるよね。ほとんどのネットワークがマルチキャストに対応していないことを考えたら、大規模ストリーミングにも有効かな。あー、それは JavaScript とかで見に行くサーバを変えりゃいいだけか。思想的には DNS ラウンドロビンに近いのかな。DNS の負荷分散は DNS ではできないから、こういう手法が必要なのか。
大変ですねぇ。

Flashは.flvしか再生しない

OZACC.blog: FLVとURLRewriteFilterとStruts2
Flash は .flv しか再生しないんだそうです。知らなかった。プログラムで動的に出力する場合は上手いことやらなきゃならないんすね。
僕は Apache、PHP とのお付き合いが多いので、こんな感じでしょうか。

RewriteEngine on
RewriteRule ^/path/to/flv/(.*)\.flv$ /path/to/apps/output.php?flvfile=$1 [L,QSA]

Xenのパフォーマンス

@IT:実践! Xenで実現するサーバ統合(2)(1/2)
なんだか胡散臭く感じた。そもそも仮想化ソフトウェア自体が嫌いなだけかもしれないけど。自分は chroot で十分だと信じてます。まぁ、Vmware みたいな “もったり” 感がなければいいんでしょうけど。実際、Xen は使ったことがないけど、どうなんでしょうねぇ。ゲスト OS のプロセスはネイティブでは走らないから、必然的に遅くなると思うが。Intel とかの仮想化対応のための命令セットとかも、買い物心をくすぐってるだけな気がする。
で、リンクのページの内容は Xen を使うことで I/O のパフォーマンスがアップするようなことを書いている。いやいや、物理メモリが潤沢にあるなら Linux はキャッシュしてくれますよ。つーか、比較対象が変。物理マシン 1 台 vs 仮想マシン 2 台って変じゃない?物理マシンは 1 台の中に 2 プロセス立ち上げてもらわないと。そしたら同じぐらいのパフォーマンスになるんじゃないのかなぁ。
しまいにゃ RAID コントローラの Write Cache を有効にしろとか、Xen は全然関係ないじゃん!!

VSZとRSSとスワップ

“VSZ”

Linux/メモリ確保とVSZとRSS – discypus
VSZ と RSS の話。こいつら、ps コマンドの l オプションとかで出てくるんだけど、昔は見方が分からなかった。ここらへんの値を見ると、プロセスがどれだけメモリを必要としているのかが分かる。
VSZ ってのは仮想メモリと呼ばれるもので、プロセスが起動したら、とりあえず確保される。仮想メモリってのは Linux に限らずあるんだろうけど、HDD とかを利用して物理メモリ以上にシステム上のメモリを拡張しちゃおうって仕組み。物理メモリ以上のメモリを使用できるので、たくさんのプロセスを立ち上げることができるようになる。
この VSZ の中で、実際に物理メモリ上を占拠しているのが RSS。一旦、物理メモリ上に乗っても、プロセスが活動していないと、物理メモリが不足してきた時には優先的に HDD へ追い出されちゃう。実際、Apache 上げたままにしておいて、ほとんどアクセスしてなかったら RSS がすごく小さくなった。
で、物理メモリの内容を HDD に逃がすのをスワップするって言うんだけど、ほとんどの人はこれを嫌います。僕も嫌いです。でも、システムが正常に稼動しているなら、多少のスワップもよさそうです。
仮想メモリのパフォーマンスとは
I/O 待ちが発生しない程度なら、むしろ仮想メモリを有効に使っていることになるのかも。
そういえば USB メモリとかをスワップ領域に利用して、スワップ利用時の I/O 負荷を減らそうって話があったなぁ。普通に処理は速くなると思うけど、スワップ領域を増やしすぎるとメモリ管理に CPU を食われて、アプリケーションのパフォーマンスも多少は落ちるのではなかろうか。気にするほどじゃないかな。検証してみたい。