Monthly Archives: 3月 2008

Codaお試し

今日は一日中、家にこもって Coda ファイルシステムで遊んでいました。まぁ、一日中いじってたわけではないですが、ちょっと複雑でした。
とりあえず Coda ファイルシステムの紹介ですが、分散ファイルシステムのひとつです。分散ファイルシステムってのは単なるファイル共有ではなくて、分散システムにおける集中管理を可能にしたファイルシステムって感じでしょうか?あ、勝手に言ってるんで信用しないでください。Coda のほかに AFS とか InterMezzo とかってのがあります。歴史的には AFS が NFS の進化形として登場し、その亜種として Coda や InterMezzo が出現してきたって感じです。詳しいことは下のリンクをどうぞ。
囲い込まれた分散データを支援するOpenAFS
で、Coda の利点なのですが、ローカルのファイル キャッシュとネットワークの切断でしょうか。AFS でも部分的に実装されているみたいですが、Coda の方が優れている、のかな?Venus っていうキャッシュ サービスが肝なようです。
で、入れた感想ですが、まだ分かりません。とりあえず動かした程度なので・・・。詳しく知りたかったら自分で入れてください。
The Coda HOWTO
Japan.internet.com LinuxTutorial – Linux 用 Coda 分散ファイルシステム――10
Gentoo では、サーバ側に net-fs/coda、クライアント側のカーネルに CONFIG_CODA_FS が必要です。ドキュメントに書いてなかったことで注意するのは、gethostbyname() で localhost になってしまうと IP アドレスが 127.0.0.1 になってしまい、サーバが起動してくれません。サーバのホスト名が hosts ファイルでルーティング可能なアドレスに設定されている必要があるようです。あと /etc/coda/realms にレルムを定義する必要がありました。clog コマンドでログインしようとした時に

Unable to resolve addresses for Coda auth2 servers in realm 'prime'

ってエラーが出ます。
まぁ、とりあえず動いてから調べてみたら、Gentoo では OpenAFS の導入ドキュメントがありました。
Gentoo Linux Documentation — Gentoo Linux OpenAFS Guide
AFS の方が良かったかな?いや、より高度なキャッシュ制御システムを搭載している Coda の方がいいと信じています。
あと、サーバ屋さんとしては GFS もやんなきゃなー。でも GFS ってバックアップ面倒そうだなぁ。調べたらいい方法あるのかな。

マケイン氏「サミット、ロシア除外を」

NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載
すごいこと言うなぁ。でも、この言葉がサミットの本来の姿なら、納得はできるかな。

“先進工業国の集まりであるだけでなく、市場民主主義を主導する国の集まりでなければならない”

ただ、こうやって世界が分割されていくのもどうかと思いますが・・・。社会主義国とか共産主義国のサミットとかってないのかな?

IT業界はコンテンツを無料で騙し取っていないか

IT業界はコンテンツを無料で騙し取っていないか–著作権問題の奥にあるもの:ニュース – CNET Japan
なんか敵意丸出しな表現になってますが、重要な問題ですね。誰でもアクセスできる、知らない人とつながることができるのが利点のインターネットで、高付加価値なコンテンツの課金で儲けること自体が難しいんですかねぇ。
僕の考えでは、TV とかの高付加価値コンテンツホルダーへの登竜門としてインターネットが機能すればいいのかなと思います。インターネットなら無名の人でも面白いコンテンツを公開することができて、みんなの評価を受けることができますよね。そしたら広告とかで稼ぐこともできるだろうし、既存のメディアに認められれば、コンテンツ自体への課金で儲けることもできるようになる。
にしても、やっぱインターネットは既存メディアに寄りかかっていた人たちには敵なんですかねー。というか、インターネットはコンテンツホルダー自身の変革を可能にするものなのかな。

新しい無線規格「TransferJet」

スタートは 「技術」 ○「便利」の新無線規格
ソニーが面白いものを作ってくれました。通信距離 3cm の無線規格だそうです。情報漏えいの危険性も低く、国ごとの制約に従う必要もなく、低コスト。しかも通信速度は USB 2.0 以上とのこと。すげぇなぁ。これを搭載したコンポとウォークマンがそのうち出てくるのかな。
でも、微弱とはいえ電波を発しているので、機密情報は流せないですね。パラボラアンテナみたいので遠くのテレビの映像を盗み見るってのもできるって話を聞いたことがあるし。

SATAドライブは基幹システムに使える

SATAドライブは基幹システムに使える - @IT
うーん、そんな気はしてた。DAS として使うなら、もっぱら SCSI 由来のテクノロジな気はするけど、アプリケーションとの結合を緩くすれば SATA で十分だと思います。速度を稼ぐにはディスク自体を高速化する以外に、ディスクを並列にしてアクセスを分散する方法がありますよね。アプリケーションとディスク アレイとを結合しているネットワークを高速にすれば、並列化で対応できると思います。信頼性を高めたいなら、ディスク アレイ自体を多重化し、アプリケーションとディスクとの結合を多重化すれば、ホットスワップも可能になります。
そこで僕が考える Linux でのソリューションは、iSCSI と MD の組み合わせ。iSCSI サーバから仮想ディスクを切り出して、アプリケーション サーバでは仮想ディスクを RAID5 で結合する。ディスクというか iSCSI サーバの追加や交換も可能です。iSCSI サーバの仮想ディスクは LVM とかで動的に切り出せるようにするのも手ですね。スナップショット機能を利用すれば、別のサーバでバックアップを取得することも可能になります。
最近はネットワークも高速化してるし、こんな構成もアリなのかなー。自動化したらパッケージとして売れるのかな。

メモリ容量を4倍にするのチップ

第94回 メモリ容量を4倍にする魔法(?)のチップ - @IT
面白いチップが開発されたようです。ひとつのメモリ モジュールに載せられるメモリ チップ数を 4 倍にしてしまう、橋渡しチップを開発したんだそうです。これにより、大容量のメモリ チップが開発されるのを待つことなく、大容量のメモリ モジュールを開発することができるとか。
もう一つすごいのが、これを開発した MetaRAM って会社はライセンス商売ではなく、チップ販売で展開しているとのこと。ベンチャーなのに、やるねぇ~。

荒川市民マラソン

第10回 東京・荒川市民マラソン
昨日、マラソンしてきました。しかもフルで。非常に疲れましたが、良い経験でした。42.195 キロってのは非常に長かったですが、それよりも 1 キロの長いこと。しまいにゃ給水所まで 300 メートルの看板にも怒りを覚えるほどでした。トレーニングせずに参加した自分が悪いんですけど。
あと、靴が小さかったのも痛かった。サイズ選びは慎重に・・・。ちゃんと夕方に買いに行ったのに、靴下が薄かったかな?
足が壊れたので、当分バスで帰ろうかと。でも、動いてる時間に帰れるのかな。

なぜ CSR サイトはつまらないのか

“CSR”

japan.internet.com Webマーケティング – なぜ CSR サイトはつまらないのか
CSR (Corporate Social Responsibility) がちょっと気になった。会社組織の社会貢献って何なのか。ゴミ拾いをして広告を出すのは単なる広告活動でしかない。そんなことより冷凍餃子をちゃんと管理してくれ。フィルム会社がデジタル マンモグラフィで乳癌と戦っているのは素晴らしい。ってことですよね。
で、正直なところ CSR って言葉は聞きなれていなかったので調べてみました。
CSRってなに?/第1回「まず、CSRを知ること」
よくある間違った解釈はこんな感じらしい。

  • 社会に経済的価値を提供する
  • 利益を社会に還元する
  • 企業不祥事を防ぐこと

正しくはこうらしいです。

  • 企業と社会の持続的な相互発展に貢献する
  • 事業の中核になるべき「投資」
  • 自主的取り組み

要は会社が持っている技術を通して社会に必要とされているサービスを提供していくことですかねぇ。会社が持っている技術を提供するってことは、そこを伸ばすために投資は必要ですよね。そしてサービスを提供することは誰かに指示されて行うのではなく、自発的な行動であるはず。すなわち企業理念に基づいて社会に貢献していくってことですよ。
暴利を貪って、余った分を適当な NGO に投資するとかは CSR ではないんですね。ちょっと言い方悪いかな。でも、たぶんそういうことだと思います。
また CSR は会社側だけの問題ではないようです。CSR に基づいた投資信託とかもあるらしいです。投資する余裕がない人でも、消費者として CSR に基づいた商品の選択をすることも大事ですね。社会的な責任をきっちり果たしている会社の商品を選ぶことで、素晴らしい会社が伸びていくのを助けることができます。僕は投資する余裕なんてないですが、商品の選択は気をつけていこうかな。毎日の弁当とか。でも大変だよなー。全部のコンビニの企業活動を監視する訳にもいかないし・・・。

OpenIDの利用率はわずか1.2%

OpenIDに関する調査–OpenIDの利用率はわずか1.2%:リサーチ – CNET Japan
最近注目されている OpenID ですが、やはり利用率はまだまだ少ないですね。7割が OpenID の利用方法をイメージできると答えているみたいだけど、本当かなぁ。イメージできるっても度合いはかなり低いんじゃないのかな。僕はなんとなくイメージはできるけど、仕組みをちゃんと説明はできないです。今週末にでも調べようかな。
ちなみに Yahoo! の参入で信頼性が増すと期待している人が約半数いるみたいですが、それは関係ないと思います。結局、認証を提供しているトップのサーバがどれだけ信頼できるか、ってところが肝ですよね。Yahoo! が参入したからって OpenID のサーバを運用するわけではないから。つまるところは OpenID の団体がどれだけ信用できるのかってところじゃないのかな。まぁ、そこは仕組みをちゃんと調べてから語るところか。
あと 7割の人が心配しているセキュリティの面なんですね。認証情報を自分のブログとかに置くってことは、セキュリティの最前線に各自のサーバが置かれることになって、ちょっと怖いかな。自己責任の部分が大きくなりますよね。遊びで作ったサーバの適当なブログに認証ファイルを置くと、改ざんされちゃうかも?
それとサイトを横断的に使用できるアカウントってことは、逆に言うと、サイト側はユーザの動向を横断的に解析できるようになりますよね。サイトの裏側では OpenID ユーザの特性を売買するサービスとかが出てくるんじゃないかな。って、個人情報だから勝手に売買しちゃいけないか。でも、やっちゃうんだろうなぁ。外からじゃ分かんないし。

Linuxの標準化

Linuxの標準化が進まなかった理由 - @IT
LSB (Linux Standard Base) 対応って意味あるんですかねぇ。アプリケーション ベンダが特定のディストリビューションしかサポートしないっていう問題の原因はそこではない気がする。たとえ LSB が広く受け入れられるようになっても、LSB の実装としてのディストリビューションはいくつか存在して、アプリケーション ベンダはその一部しかサポートしないっていうのは変わらないと思う。
そもそも Linux って Unix のまがいもんで、Linus さんが勉強ついでに作ったのもじゃなかったっけ?Linux ってのは POSIX 実装のひとつなだけなんで、Linux の標準てのは POSIX な気がする。LSB なんてのがはびこると Linux もガチガチに固められちゃって、今で言う汎用機みたいな扱いになっていくんじゃないかな。寂しいなぁ。
まぁ、コミュニティ中心のディストリビューションは LSB なんて気にせず (ってのは言いすぎかも)、必要な機能を必要な時に実装していけばいいんですよ。LSB も民主的に決めるらしいけど、大人な決め方になるんじゃないのかな。記事に書いてるような、窓のブラインドを操作するライブラリが追加されることもあるかもしれないですね。
あと Java VM は Sun が認証してるんじゃないの?知らないけど。LSB が Java まで取り込んだら、LSB サポートの Linux を使うと、必要ないのに Java がついてくることになりますよね。LSB サポートのディストリビューションは無駄なものがたくさん入ってるんだろうなぁ。使いたくないなぁ。Gentoo Linux が一番いいわ。