“「お客様にご注文いただいたクルマを、より早くお届けするために、最も短い時間で効率的に造る」ことを目的とし、長い年月の改善を積み重ねて確立された生産管理システムです。”
トヨタ自動車:企業情報 ビジョン/フィロソフィー
トヨタ生産方式って、最近はあんま聞かなくなりました?各自動車メーカーのトップページを見比べてて、なんとなく掘り進んでみたら出てきました。
「自動化」じゃなくて「自働化」ってのにも感銘を受けたけど、引用の文章にひっかかりました。ここには効率化のみが書かれていて、製品の品質については書かれていないんですよ。なぜ?
なぜかと言うと、生産管理システムはある程度以上の品質を作り出すものだから、あえて言う必要がないんでしょう。生産管理システムなら、ちゃんとしたものを作るのが当たり前。
他のページにはこんなことが。
“「落第点があってはいけないのが80点主義ですが、全部が80点でもだめで、90点を超えるものがいくつかなくてはならない」--当時の開発主査である長谷川氏の思想であり、全てが平均点という意味ではありません。”
toyota.jp カローラの哲学
最低が 80 点なんですよ。売るものなんだから、落第点の製品を出すわけにはいかない。生産管理システムが不良品を出すようなものだと効率が落ちるので、お客様へのお届けが遅れてしまうので、良いシステムにはならないんですね。
トヨタは創業期から
“「徹底したムダの排除」”
トヨタ自動車:企業情報 ビジョン/フィロソフィー
という思想の下にがんばってきたそうです。
やっぱ組織にはしっかりした思想が必要ですね。思想のない経営者だと、会社もどこへ向かってるか分からなくなる。また、おかしな思想を持っていると、会社もおかしくなっていく。しっかりした思想を持っていてこそ、会社全体が同じ方向に向かい、協力して大きなことができると思います。まー、元を正せば株主な気もしますけど。
どっかで読んだけど、会社の理念は「分かりやすく、誰もが納得できるものである必要がある」って。人としてまっとうだと思える会社で働きたいもんです。