職場で読んでた雑誌に OpenBlockS 600 という、ちっちゃいマシンが載っていて気になった。まぁ、前から気になってはいたんだけど、今回、もうちょっと調べてみた。
こんなやつ。
OpenBlockS 600 – OpenBlockS
けっこう歴史あるのね。
OpenBlockSとは? – OpenBlockS
で、とりあえず気になるのがパフォーマンスです。
"NATのパフォーマンス測定結果
プロトコル FTP HTTP
スループット 99.42Mbps 120.88Mbps"
OpenBlockS 600ネットワーク徹底活用――OpenBlockS 600をネットワーク機器として利用しよう – SourceForge.JP Magazine
100Mbps も出るなら、家や SOHO のルータなら大丈夫かな。でも、もうちょっと複雑なルールだったら値は落ちるのかな。LAMP 環境を同居させたら大変だろうなぁ。利用クライアント数にもよるか。
中身はどうなっているかというと、CPU は旧 Mac と同じ PowerPC になります。っても大抵の Linux ディストリビューションは対応しているので大丈夫。自分が大好きな Gentoo Linux もいけそうです。
CPU の性能も気になりますよね。
“ なお、このPowerPC 405EXのパフォーマンスだが、AMCC社のデータシートによるとMIPS値は1MHzあたり1.52となっており、600MHzで動作させている OpenBlockS 600の場合912MIPS相当となる。同様のアーキテクチャを持つPowerPC G3(PowerPC 750/740シリーズ)が1MHzあたり2.3MIPS程度と言われているので、乱暴な比較ではあるがOpenBlockS 600は二昔前の、400MHzのPowerPC G3搭載Power Macintoshと同程度の性能と考えてよいだろう。 “
パワーアップした超コンパクトサーバー、OpenBlockS 600 ハードウェアレビュー – SourceForge.JP Magazine
理論上、912MIPS だそうです。続きの方に一覧を引用しておきましたが、Celeron 900MHz ぐらいってことかな?
つか、この PowerPC 405EX って CPU、チップセットも統合されてる感じですね。
“PowerPC 405EX: 333 – 600MHz, 16K I/D, MMU, two 1-Lane PCIe ports, two GEnet Ports, Security Engine, USB2.0 OTG”
https://www.appliedmicro.com/MyAMCC/jsp/public/productDetail/product_detail.jsp?productID=PPC405EX
CPU に PCI ポート、ギガビット LAN、USB が内臓されているなんて・・・。馴染みの PC アーキテクチャじゃあ想像したこともないけど、組み込み CPU だとそんなもんなのかな?斬新に感じました。
しかも Security Engine とか言って、SSL や IPSec のアクセラレータも搭載してるっぽい。システムの前の方、L3 ロードバランサのすぐ後ぐらいに適しているかも。静的コンテンツ専用とかリバースプロキシとか。
実は、最初に OpenBlockS の記事を見たときにやりたくなったのが、ラックの中にちっちゃい箱がたくさんぶら下がっているデータセンタだったんです。SSL のアクセラレーションができるならリバースプロキシとして最高なんじゃないかと思います。
込み入った処理は得意じゃないだろうから、ルーチンワークを担当してもらう感じ。PHP とか Java でゴリゴリ処理をこなそうとしたら無理だろうけど、ファイルサーバ的な役割は得意なんじゃないかと思います。
うーん、ますます触りたくなってきた。6万かぁ・・・、サーバが一台買える値段なんだよなぁ。ファンレスってのは魅力だけど、どうすっかな〜。
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