今日は一日 PC サーバをいじっていた。数日前に異音を発した彼です。ショップブランドのコンパクトサイズで、すっきりしたデザインが気に入ってます。異音は結局ファンから出ていたようで、マザーボードからファンの電源を抜いたら解決しました。
でも元から付いているファンを止めてしまうって問題ありそうだなぁ、と思い、古い使っていないミドルタワーを取り出してきました。載せ替えの開始です。
PC を機械的にいじるのは久しぶりで、ちょっと幸せでした。やっぱ、これは趣味としてやるべきだな〜、なんて色々考えつつ、だらだらと。
問題が一点。マザーボードに PC スピーカのピンが見当たりません。別に困らないけど、気持ち悪いので調査。ショップブランドの PC はマザーボードが K8V-MX/S というシールが貼ってありました。ASUS のボードっぽいです。/S が付かないものは普通に出回ってるみたいだけど、/S 付きはあんま情報がない。まぁ、似たようなもんだろうかな。
E2335_K8V-MX_h.pdf (application/pdf オブジェクト)
A26361-D1711-Z120-UK.pdf (application/pdf オブジェクト)
どっちも PDF です。
ピンは右下の方に固まっているもんだと思っていましたが、こいつの PC スピーカは CPU の横、電源ピンの上にあるんだそうです。でも4本のピンの詳細は書かれていません。仕方がないので /S なしのマニュアルで右下に配置されているものから想像すると信号線が右端、GND が右から二番目っぽいので、適当に差し込みました。なんか音出てるから正解なんだろうね。
ミドルタワーに装着されていたメモリとハードディスクはもう使わないだろうから統合しました。メモリ +256MB、HDD +60GB & +40G。
メモリはいちおう memtest もしておきました。
Memtest86.com – Memory Diagnostic
なんか memtest86+ ってのもあるのね。
Memtest86 – Advanced Memory Diagnostic Tool
上に書いた memtest86 からフォークしたプロジェクトっぽいです。86+ の方が高機能らしい。
ハードディスクの片方は瀕死でした。使おうとしたら I/O エラーが頻繁に発生し、XFS が停止してしまいます。badblocks というコマンドがあるらしいので、それでスキャン。不良ブロックがごろごろ出てきました。
なんとか不良ブロックにマークを付けて利用できないかと探してみました。Ext3 はできるみたいです。e2fsck で -c オプションを追加すれば不良ブロックを登録するらしいです。
“-c
このオプションを指定すると、 e2fsck は badblocks(8) を使ってデバイスの read-only スキャンを行い、不良ブロックを探す。不良ブロックが見つかると、それを不良ブロック inode に加え、ファイルやディレクトリとして確保 (allocate) されないようにする。このオプションが 2 つ指定されると、不良ブロックのスキャンは非破壊的 read-write テストを用いて行われる。 “
Manpage of E2FSCK
XFS は賢くないのかな〜、って疑問に思いつつ、他にも調べていると、不良ブロックが発生するようなハードディスクを利用すること自体、良くないことらしいです。
“ 不良セクタが出来る原因は多くのものがあります.その代表的な原因としては,ディスク面の物理的な障害の他,セクタの境界が磁気的に曖昧になるなどがあります.一般に上記の代替処理がきちんと動作している際にはユーザーレベルからは不良セクタの存在を意識することは殆どありません.しかし大容量ディスクの場合,一旦不良セクタが出来はじめると急速に不良セクタが増加し,データ消失などのトラブルの原因になる傾向が多いようです. “
Linux ブートディスクの交換と環境移行
不良セクタが発生したディスクを再利用できる Ext3 の方が問題な気がしてくる・・・。
ディスク障害の兆候を知らせてくれる SMART ってのがありますが、そういうのを使って情報を収集しておくのがいいですね。自分のマシンでは起動していなかったので、とりあえず /etc/init.d/smard start しておきました。デフォルト起動サービスとしても登録。
壊れかけのディスクは smartctl -a /dev/hd? しても SMART 情報を読み取ることすらできませんでした。チップが壊れてるのかな?
というわけで、常時起動のマシンがコンパクトからミドルタワーに変わって場所を取るようになりましたが、静かになりました。スペックアップもしたし、めでたしめでたし。