Monthly Archives: 5月 2011

年金財政の悪化は高齢者優遇の政治が原因ではないか、と彼が言っていました

“ 年金財政が政府の想定を超えて悪化している。年金水準を抑える「マクロ経済スライド」を導入以来、一度も完全発動していないことが一因だ。デフレ時は適用しないと条件を付けたことが、デフレの長期化で裏目に出た。ツケが回る若年層の負担は将来重くなりかねない。世代間格差が広がらないようにする制度への見直しが社会保障改革の焦点に浮上している。(藤川衛、木原雄士)”

賃金下落も年金減らず 広がる世代間格差  :日本経済新聞
JAL が倒れそうになったときは企業年金を取り崩したけれど、東電はしないのか?なんて議論があまりテレビでは出てこないのが残念な限りですが、同じ年金取り崩し議論が国民年金にも必要なのかもしれない。
実際のところ、年金の制度としては物価スライドみたいな仕組みが入っていて、いざとなったら起動できるらしい。しかし誰もボタンを押さない。年金受給者の反発を恐れているのではないか、という見方もできるようだ。
しかし、年金受給者の反発を恐れるのはなぜだろうか。まぁ、考えなくても想像がつく。政治家が、投票率が高く人数も多い高齢者を重視するのにはあまり違和感がない。いや、違和感はあるな。まー、あーいう人たちなら考えそうなことだってこと。
そういや日本の平均年齢が 40 歳を超えたって、どこかで見たなぁ。団塊の世代が年金受給者に移行しつつある今、政治家が高齢者優遇を変えるようには思えない。誰かが若者を優遇する政策を引っ提げて大々的に当選したら、ちょっとは変わったりするのかなぁ・・・。まぁ、あまり現実的ではないな。
ところで、人間に与えられる唯一の平等なものは時間である、という考え方がある。いや、まぁ、完全に平等かと言われると微妙だけど、そんな考え方がある。
そこから発展させて、余命平等主義で考えると、選挙権は年齢に反比例させてもいいのではないかと思った。あと、年金を受給する方に行ったら選挙権は半減、とか。
そんなことをしたら高齢者を冷遇する世界になるじゃないか、との批判が聞こえてきそうだが、そんなことはないはずだ。高齢になった方々がちゃんとした後輩世代を育てていれば、ちゃんと大事にしてくれるはずだ。それに、自分が将来行くことが決定している世界を自ら住みにくくする、なんてのは頭が悪い。
結局、制度ではなく人なんだよね、ってことになるのかもしれない。

PHPでの画像処理を始めるならGDかImageMagickか

  • アルファチャネルを使用した、画像へのすかしの追加
  • imagecopymerge による半透明なすかしの作成

PHP: 例 – Manual
PHP 公式マニュアルの GD の項に例が載っている。実際は上の二つだけではなく、PNG 画像の生成というのもあるのだが、それは今回の話にはあまり関係がない。
さて、自分が何をしようとしたかというと、単に画像の上に部分的に透過している画像を乗っけようとしたのだ。詳しく言うと、普通の JPEG 画像に透過 PNG を乗っけて合成しようとしたのです。プリクラのフレームとかスタンプなどの機能を作ろうとした、というと分かりやすいかな。
そんな画像処理を PHP でしようとすると出会うのが GD というライブラリである。ImageMagick 派もいるかもしれない。だけど基本は GD。つか、自分は GD しか使ったことはない。いや、GD すらまともに使ったのは初めてだと思う。
いや、まぁ、そんなことはどうでもよくて、ここの例のソースを見て、画像の合成をするのに imagecopymerge() 関数を使ったんですよ。こいつは画像が持っている透過度とは別に、乗っける画像全体の透過度を指定できるすごいやつなんです。こいつなら何でもできそうだと思って使ってみました。
ところが、元の PNG 画像にはないゴミ見たいのがボロボロ出てきて、なんじゃこりゃ、って感じになったんです。困った。困ったのでとりあえず飲みに行って、次の日に調べなおすことにしたんです。
そして、改めてマニュアルを見直してみると、imagecopymerge() ほどではないけれど、乗っける画像の透過度を反映してくれる関数 imagecopy() があることに気がつきました。さっそく試す。merge 消すだけだし。と思いきや、引数の数が違うのでエラー。よくやります、こういうの。
というわけで imagecopy() を使うことで透過 PNG をプリクラのフレームのように乗っけることができました。めでたし×2。
ではない。ちょっと出てきた ImageMagick というライブラリ。これ、かなり高機能なんですよ。って、まぁ、使ったことないんだけど。いい機会なので ImageMagick の関数一覧を見てみた。めちゃめちゃあるわ。
PHP: Imagick クラス – Manual
画像処理ソフトでできることは大体ができるんじゃないのかな。って、画像処理ソフトもあんま使わないんだけど。
そういやカシオがイメージングスクエアってサイトをやっていて、よくラジオで宣伝していることを思い出した。これ。
イメージングスクエア IMAGING SQUARE │ CASIO
登録しないとアップロードはできないっぽい。ので自分は何もしていない。
このサイトのラジオでの宣伝で、普通の写真が油絵になるんだぜ、みたいな感じで言っているのだが、それって ImageMagick でできるんじゃないのか、って疑ってみた。そしたらあった。これだ。
PHP: Imagick::oilPaintImage – Manual
油絵をシュミレートする。まさしく、これだ。
というわけで試してみた。コンストラクタで元画像を指定し、oilPaintImage(n)、最後に writeImage() などで画像を出力する感じ。n は 3~8 が良さそうだね。って、元画像のサイズにもよるのかな。指定半径内の周囲の中で最もよくあらわれる色に置き換えられるってことらしいので、見るときのサイズかな。
とまぁ、本当はアルファチャンネルについて書きたかったんだけど、ImageMagick に行っちゃった。でも、改めて高機能なことが分かってよかった。普段、画像処理をしている人が PHP を始めて ImageMagick と出会ったら、とても強力なんだろうな、って思う。
自分は画像処理はあまりやらない。なので強力な ImageMagick の能力を引き出すのは難しい。というわけで GD をしっかり使えるようになろう。

なんでもネットのせいにしない方がいい

“ ネット上で気軽に情報を共有できるサービスの利用が急増するなか、社員の個人的な書き込みについて、企業が具体的なガイドラインを策定する動きが広がってきた。書き込みをめぐって職場がぎくしゃくしたり、トラブルに発展しかねない例が出てきたりしたためだ。ネット上で求められる新たなルール、常識とは?”

ソーシャルメディア 「書き込み」で職場に波紋  :日本経済新聞
ネットという新しいメディアが普及するに従って、新しいルールが作られるのは分かる。けど、ネットがなかったころからも大事なことだったと思うんだ。

Continue reading なんでもネットのせいにしない方がいい

HTTPヘッダのDo Not Trackを知った

“トラッキングの拒否を Web サイトに通知する: このオプション にチェックを入れると、広告主や他の第三者によるトラッキング (特定のサイトであなたが表示したページを追跡すること) の拒否を Web サイトに依頼します。この設定を尊重するかどうかは Web サイトに委ねられています (個々の Web サイトがこれに応えることは必須ではありません)。”

設定ウィンドウ – 詳細パネル | 操作方法 | Firefox ヘルプ
こんな機能が FireFox 4.0 から追加されたそうだ。HTTP ヘッダーに特別な値を指定してくれるそうだ。

Continue reading HTTPヘッダのDo Not Trackを知った

Amazon EC2が止まっていたとは知らなんだ

“Amazon は先日,米国東部リージョンのアベイラビリティゾーンで発生したサービス障害に関する詳細な 報告書 を発表した。その分析や論評,今回の出来事から学ぶべき教訓 などの話題で,オンラインメディアは持ちきりだ。”

InfoQ: Amazon EC2 障害の詳細とその教訓
こんな事件が起こっていたのか。知らなかった。日本の一般メディアもクラウドには食いついていたけど、事件となると紹介しないのか。クラウド信仰を減速させたくないのか、なんて思っちゃう。
上の記事にも書いてあるけど、100% なんてないんだよね。適度な分散が必要なんだ。じゃあ適度ってどれくらいだよ、って聞かれても分かりません。サーバに限らず何かを分散させる場合を考えると3箇所以上かな、って思う。
まぁ、みんなが大好きなお金で考えるといいよね。銀行に預けていても全然増えないから分散しようか、って時。当面必要な分は普通預金に残し、その他をハイリスク/ローリスクなんかを考えて分散。同じローリスクなものでも、数か所に分けたり。
うーん、自分は楽天証券だけだな。分けた方がいいかな。
そんなのをサーバに置き換えると、こんな感じ?

  • オフィスにサーバ置いとくのも場所とるし外部にサーバを移そうか
  • でも、機密情報は外には出せないよね
  • 機密じゃないけど他社に見せたくないものは自社管理、そうでもないのは安いところに管理させよう
  • つか、このどうでもいいサーバ、クラウドでいいんじゃないか

まぁ、こんなことをちゃんと考えている情報部門担当者がどれだけいるのかは分からない。
ところで、結局 100% なんてないんだよな、ってので最近の TVBros に書いてあった「理系男子はもてない」ってのを思い出した。
もてる男ってのは、決断力があってグイグイ引っ張っていくタイプが多いというところから始まり、理系男子は 100% なんてないってことを知っているから他人の人生を左右するような決断はしないということで、グイグイ引っ張れない、もてない、という話だったと思う。
誠実にものを語るっていう点では理系男子が勝っているのだが、この不安定な社会では多少不確実でも決断して引っ張ってくれる方が安心できるんだ、なんてのも書いていたと思う。
この TVBros の記事を読んだ時にも思ったんだけど、経済社会ではグイグイ引っ張るやつも誠実な理系男子も必要で、お互い助け合っていかなきゃならないんだよね。

Libre Officeって知ってる?

“Oracleは最終的にOpenOffice.orgの商用版を手放し、コミュニティに提供することを決めたが、コミュニティがすでにLibre Officeを選択した今となっては、この決断は少し遅すぎたともいえよう。”

InfoQ: OracleがOpen Officeを放出
Libre Office なんて知らなかった・・・。Oracle が Sun を買った際、商標問題を回避するためにプロジェクトがフォークしたそうだが、自分は知らなかった。みんな知ってたのだろうか。他の Oracle が持っているオープンソースのプロジェクトと同じように、フォークした Libre Office の方が活発になっているそうだ。
Home LibreOffice
ただ、Oracle がサポートしていると企業ユーザが付いてくるという利点があるかもしれない。いや、企業ユーザは結局 MS Office かもしれない。または Google Document が台頭してくるかもしれない。
オフィスソフト業界も盛り上がってきたねぇ。とりあえず Libre Office を試してみようかな。

短縮URLを作った

短縮URLを作った
自分のブログを紹介するに当たって、URL は短いに越したことはないと思い、短縮 URL を設定した。
一番短くするには /sh/ 下の Nucleus に組み込むのではなく、/sh/ の上に実装する必要がある。
というわけで、Apache の mod_rewrite にて実装。ドキュメントルートの .htaccess に書いたんだけど、こんな感じ。

RewriteRule ^([0-9]+)$ http://%{SERVER_NAME}/sh/index.php?itemid=$1 [R,L,QSA]

サーバ名が変わっても対応できるんだよ。

ガラケーでTwitterのOAuth承認ページが文字化けする件

Twitter / アプリケーション認証
ここ1・2週間、Twitter の OAuth 承認画面を携帯で開いたときの文字化けについて追いかけていた。流行のスマートフォンではなく、俗に言うガラケー。昔ながらの携帯ね。
とりあえず FireFox の Live HTTP Header で見ていて気づいたのは、レスポンスの HTTP ヘッダーで Content-Type に charset が二つ指定されていること。text/html の後に Shift_JIS を指定した後に UTF-8 を追加で指定しているという謎の HTTP ヘッダー項目。
その頃から会社の同僚にネタとして話していたりしたんだけど、愚痴っぽく話していても解決はしないので Twitter のサポート窓口なんかを探してみた。
とりあえず Twitter のヘルプセンターに行き着いた。
Twitterヘルプセンター
案の定、携帯での OAuth 認証ページが文字化けていることは書かれていない。というわけで、そこにいた @twedasuke というアカウントにダイレクトメッセージを投げてみた。メールの方がレスポンスはいいよ、みたいなことは書いてあったが、アドレスが見当たらなかったのでダイレクトメッセージ。
そしたら翌日ぐらいに返信があって、こっちでチケットを上げてくれとのこと。
Twitterヘルプセンター
でも、モバイルに関する問題は英語のみだと。日本はガラパゴスだというのに、ガラパゴス支部は作ってくれないのね。とか思いつつ、英文で問い合わせを作って投稿。Google の翻訳で和訳しても、あまり違和感はなかったので通じるだろう。
しかし、そんなチケットを投げるために再度動作をチェックしていたら、前に charset が二つ並んでいると思っていたものは、charaset: Shift_JIS と charset: UTF-8 という別の名前の値だった。charaset と charset。間違い探しです。こりゃスペルミスでしょ。というわけで、チケットもそんな感じで。
という感じで投げてみたら、二日後ぐらいに応答が。こっちでバグレポートを上げろ、とのこと。
Issues – twitter-api – Twitter
なんだかなぁ。役所に届出に行って、あっちの窓口、こっちの窓口、みたいな。
で、まぁ、仕方がないのでレポートを上げようかと思いつつ、もう一度 OAuth を試してみた。おや???文字化けしていない。サポートと開発が裏でつながっていて先行で直したか?それとも元から予定していた修正なのか?まぁ、どっちでもいい。
しかし、ガラケーで試していると 403 Forbidden。FireFox と IS01 はイケる。自分のサーバにはアクセスは来ていない様子。むぅ、ガラケーの限界なのか。自分のガラケーは au なので EZ サーバの限界じゃないかとも思える。
そんなこんなで、どんなレポートを上げるか考えていたものの、面倒なので GW 最初の連休は放置しました。明日、仕事の合間に検証してレポートしようかな。