雑誌業界を救うのは雑誌業界自身

“ 「多少のプレミアムなら払うけれど、1冊50セントで家まで届けてくれるものに5ドルはバカげている」「これが雑誌業界を守る道だと考えているのなら、クレイジーだ」……。”

電子雑誌のジレンマ、出版各社の語られない事情 :日本経済新聞
iPhone、Android のアプリは雑誌業界を救うのか。この問いに対する悲観的な記事。新しいメディアとして活用、紙媒体への入り口、紙媒体のアーカイブ、色々な方法があるが、まだ雑誌業界としてのな正解は出ていないようです。

そもそも Web についても正解が出ていないのにモバイル向けアプリの正解が出るかって言ったら、出るわけはないと思います。春ぐらいから日経電子版の一部が有料化したのも成功するかは不明。でも、無料の入り口と有料の高付加価値情報って組み合わせは妥当なんじゃないかと思います。
そんなわけで、無料のダイジェスト&アーカイブと有料の最新&高付加価値アプリっていう路線でどうでしょう。つか、無料ダイジェストなんて Web でいい。アプリが使えるならフルブラウザも付いているだろう。
そして高付加価値ってのも微妙なんだよね。ユーザによって何を高付加価値とするかが異なる。動画が欲しい人もいれば、邪魔だと思う人もいる。高付加価値アプリはユーザの指向に応じて複数用意する必要が出てくるのかな?
んで、そもそもアプリや Web などの最新情報配信ツールは雑誌業界を救うのか。救わないと思う。なぜならツールに意思はないから。意思のない存在が他者を救うことはないと思う。ツールだし。
別に Web とかを批判しているわけではないです。雑誌業界が紙ツールと IT ツールとのどちらを選択するか、または両方活用するのか、ってのは実際どうでもよくて、本業をしっかりしろよってこと。本業である雑誌的情報配信に適したツールはどちらであるか。それを選べるのは紙業界でもなく、IT 業界でもなく、雑誌業界だと思います。
本業をしっかり定めて、顧客のターゲットを定めて、最後にコストとしての儲けを定義する、ってのが必要。って感じのことをドラッガーの本に書いてあったと記憶している。途中抜けてるかも。